学びは多様な子どもの姿から

新年度になり、最初の1週間が過ぎました。

 

週前半は季節外れの暖かさ(暑さ?)でした。

水遊びがさっそく始まり、全身びしょ濡れの子もちらほら。

 

週後半は気温がグッと下がり、季節が逆戻りしたかのような寒さとなりました。

 

寒暖差が大きいと、体調崩しやすくなります。お気を付けください。

 

 

 

 

この1週間で、年中長組の進級した子達は、園生活の自分なりの過ごし方を思い出そうとしているような感じでした。

年少組や今年から入園した子達は、まだ頭の中は不安と混乱の真っただ中、といったところでしょうか。

それでも、先生や幼稚園の環境に少しずつ関わりを持ち、自分の居場所を見つけていってほしいと思います。ゆっくりでいいですよ。

 

 

 

 

 

さて、このブログを書いている副園長ですが、この4月から玉川大学の大学院に入学し、乳幼児教育について改めて学ぶ機会を頂いています。

と言っても、ほとんど夜間のオンライン講義なので、働きながら学ぶことができるという大変ありがたい環境です。

 

その大学院に一緒に入学した同期は、さまざまな年齢、境遇、肩書きを持った方たちです。

例えば、

・幼少期に父の仕事の都合で海外へ移り住み、現地の日本語学校で過ごした経験から、外国にルーツを持つ子どもたちが日本で学んでいく在り方を研究したいという方

・幼児教育とは別の学問を学んでいたけれど、子どもが生まれたことをきっかけに、幼児教育に興味を持ったという方

・保育士として働く中で、事務作業や記録作成など子どもと過ごす時間以外の業務量の多さに疑問を持ち、保育士の働き方について研究したい方

・保育士向けの研修を長年担当し、今年から大学で保育士の育成に携わりながら、保育者の研修について研究したい方

 

 

挙げるときりがないですが、多様なバックグラウンドを持つ方が、さまざまなきっかけで学びを求めて集まっています。

集まる人が多様であるからこそ、自分だけでは得られない気づきや学びがあるのだと思います。

 

 

 

そして、きっとそれは幼稚園も同じです。

子どもたちは性格も、好きなものも、興味の方向性も一人ひとり違います。

同じ電車好きでも、電車自体が好きな子もいれば、駅名にピンとくる子もいます。

年中組にはサメが好きすぎて、自分で図鑑を作っている子もいます。

 

一人ひとりの持つ「その子らしさ」が重なっていくことで、気づきが生まれ、興味が広がり、豊かな学びへと繋がっていきます。

であれば、この時期、幼稚園として大切にしなければならないことは「その子らしさ」を思う存分発揮できるように

その子のありのままの姿を尊重してあげることだと思います。

 

何か楽しい遊びを見つけた子はその楽しいがもっと膨らんでいくように。

お母さんと離れて不安な子は、その不安な気持ちごと受け止めてあげられるように。

 

 

「あれ?幼稚園って楽しいかも・・・?」

「ママと離れるのはイヤだけど、ちょっと行ってみるか」

というぐらいの気持ちからスタートできればOKです。

 

 

玉川大学の大豆生田先生が、子どもの主体性についての話を日本教育新聞に寄稿されていました。

合わせてお読みいただくと、より分かりやすいのではないかと思います。

主体性とは「私が私であること」日本教育新聞_大豆生田啓友

 

 

 

 

来週から家庭訪問始まります。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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