保育参観

来週は保育参観があります。

 

今週配った手紙には各学年の保育者による、子どもたちの「こんなところを見てもらいたい」という内容を載せています。

スペースの都合上載せられなかった参観に対する考え方について触れたいと思います。

 

 

 

小学校などの参観では、授業を受けている子どもを保護者が後ろから見るという形がメジャーであるのに対して、

幼稚園の参観はちょっと違います。

 

綾南幼稚園は遊びを大切にしています。

保育参観では、こうした遊びの中の学びを身近に感じてもらうことがねらいなので、

いわゆる「良い子」にして、座って先生の話を聞けているかどうか、みんなと同じことができているかどうか

ということを見ていただく時間にはしたくありません。

 

それよりも子どもたちの夢中になって遊んでいる姿を見てもらいたいです。

園に足を運んでいただいて、生で子どもたちの姿を見ていただき、その成長やありのままの姿を

大人(保育者と保護者)が喜び合えることを大事にしたいです。

 

 

以上のような理由から、綾南幼稚園の保育参観では

参観に合わせて特別な活動や“見せるための”活動をすることはありません。

学年やクラスによって活動が異なりますし、子どもによってその楽しみ方、取り組み方も様々です。

本来一人ひとり違う子どもたちなので、ある意味当たり前のことでもありますね。

 

そして、

この時期は自分の好きな遊びが充実してきます。

大人から見ると何でもないようなことが、子どもたちにとっては

大切な学びの時間になっていることも少なくありません。

子どもたちがどんなことを楽しみ、感じ、学んでいるかということに目を向けてみてください。

 

さらに、

余裕があれば、保育者の関わり方や保育室内の環境構成などにも目を向けてみてください。

子どもたちの豊かな学びのために、保育者は子どもの興味関心を刺激する環境を工夫し、受容的で

温かい関わりを心掛けて保育に取り組んでいます。

 

 

1番大切なのは、子どもを肯定的に見る、という視点です。

「あれやこれができていない」という視点でとらえようとすると、保護者も子どもも辛いですよね。

それよりも「こんなことできるようになったんだ」「うちの子、こんな良いところあるんだな」と

お子様の伸びゆく姿、良いところに目を向けてみてください。

子どもも大人も、褒められ、認められることで自信をもち、成長していく生き物です。

 

 

 

 

 

 

下の写真は、年少あひる組の子が

「土管の上でアイドルになって歌いたい」「でも高いから怖い」という

葛藤を支える先生と友達、の写真です。

支えるために差し出された手をぎゅっとつかみながら、気持ち良さそうな顔で

Adoの『新時代』とSEKAI NO OWARIの『Habit』を高らかに歌い上げています。

担任は川の向こうのマンションまで響く声にひやひやしながらも、自己発揮してくれている

この子の姿を嬉しく感じているんだと思います。

 

保育って、面白いし、素敵な営みなんです。

こういうことが園内でたくさん起きているはずです。

来週、お待ちしております。

 

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